どうでもいい話。
耕作放棄地開墾1年目、土壌の養分バランスや物理性などがまだまだ悪いので、思うように作物が育ちません。
コストをかけて一気に復活させる手はあるのはわかってはおります。
ただ、今のところその手段を選ぶ蓋然性が無いのでやっていないのですが、そんな中比較的痩せた土地でもなんとか栽培できているのが、大根ですね。
他にも茎ブロッコリー、子持ち高菜などが少しずつ取れ始めていますが、とにかく大根は次々にとれます。
当然ながらすごく立派な大根で、一般の流通にガンガン乗せられるというほどでもないのですが、もともと現代の核家族またはひとり、ふたり暮らしの家庭にはフルサイズの大根1本というのは大きすぎると思っていましたので、わざと密植して小さめに作ったりしている始末です。
小さく出来上がる品種を選んだわけではないので、、、今後はあえての小さい品種を揃えていくことも考えています。
んで、まだ販売にはこぎつけていないので、たまにやってくる友人に大根収穫を体験して楽しんでもらったり、煮物や浅漬などはもちろんのこと、あんまりイメージ無いと思いますが、炒め物にも使って消費量を爆上げしています。
それでも毎週2〜3本取ってくるので、毎日使っても、、、余りはしないのですがもうひと工夫と思って天日干しを始めてみたんですね。
初回は偶然そこそこ上手く行ったのですが、2回目はたまたま雨がちな日が数日続いたこともあり、カビが生えてしまいました。
どうしたものかと調べてみると、切って干す前に結構強めに塩を入れ、一旦水を抜くという工程を発見し、試してみたんですね。
すると、1月〜2月の冬場真っ盛りの現在においてはその後カビの被害もなく、いい感じに水分を飛ばした後、また塩や醤油、お手製の漬け液などに浸して味を吸わせることで、売り物のような、というか自分好みに作っているので、売っているものよりうまいと思えるような漬物を恒常的に生産できるスキルが手に入りました。
一応作り方を文書化。

- 大根を切る。 作業時間2分
- 皮はむかなくても良い。お好みで。
- 切り干し大根にする目的でなければ、長さ4cm、8mm角くらいにしておくと乾いたときに食べよいサイズになる
- 塩を振り、水分をある程度抜く 作業時間1分
- 2時間程度放置で
- 塩は、水分とともにある程度落ちるので、これだとそのまま食べるにはしょっぱいなと思うくらいで良い
- 大きなザルみたいなやつに広げ、乾き具合を確認しながら、3日〜4日天日干し(冬の場合。強風に注意 作業時間1分
- お好みの乾き具合になったら取り込んでよく洗う 作業時間3分
- 水を切って、お好みの調味料で浸す 作業時間3分(待ち時間含まず)
- 殺菌の目的も含め、また液体状のほうがまんべんなく浸かることもあり、僕の場合は塩、醤油、つゆなどで調味、一旦沸騰させ冷ました漬物液を自作してつけます。これも気持ち強めの味付けで。鷹の爪なども一緒に。
- つけ始めた当日からでもある程度食べられるし、3日ほど冷蔵庫保管したあたりからは味がよくしみて美味
という感じですね。
待ち時間は長いので、トータル5日くらいかかりますが、これだけのために使う時間は全部で15分くらいですかね。
この労力で、そうですね、お店で買ったら1,000円位するかなという質・量の大根の漬物、しかも自分好みのものが出来上がるので、とても楽しく調理しています。
てとこで、僕はいま条件の悪い農地を耕しているので、往復のお金がかかってしょうがないな〜と思いながら修行、実験を続けているんですが、持ち帰ってくる食材そのものや、加工品を作ることによって、なんとか3割位は費用を回収しているかなという日々です。
昨今野菜も非常に高いですしね。コロナ前の2倍位になっているのでは。。
早く販売農家に進化したい。あ、この進化って使い方間違ってるよとすごい進化ラジオで言ってた気がするけど、まあ良いでしょう。星1農家から星2農家くらいまで、今年は行かないと。
おしまい
写真を取っておくのを完全に忘れているので、後日とって追加していこうかなと思います。
作業の方に気を取られるのであんまり写真取れないんですよね。
写真の方に意識を使える人いいなあといつも思ってます。これも修行。
ではまた〜