*途中から突然文体を変えてみるテストをしています。笑
今後ですます調ではなく、である調で行こうかなとテスト
先日平日を四日ほど使い、土曜までの日程で熱海を見てきました。
何故に平日なのかというと、農地の獲得が一つのお題目となるわけで、お役所カレンダーに合わせる必要があるからですね。
もう一つの大きなお題目としては居住環境が現実的なレベルで確保できそうかの確認なので、不動産屋さん訪問も重要な要件ですが、こちらは土日でも営業していますのでいつでも良かったのですが。ということです。
また、一泊や二泊だけでは観光と変わらず、何もわからないので四泊五日の日程で行ってまいりましたが、お金との相談はあるものの、移住まで考えると本当は二週間〜一ヶ月くらい滞在してみるのが良いのかなとは思いながら、一度で結論がでなければまた滞在してみれば良いしということで。
結論からいうと、ありだとは思った
めちゃくちゃハイテンションにこれは絶対行きたい間違いない、という感じではないんですが、まあ、ありだな、あとは諸条件整うのかという問題が大きいな。というくらいのテンションです。
そもそものポイントとして、なぜ熱海?という話が先なのだが、まず1つ目は、新幹線が使える。である。
僕は農業を始めるにあたって、現業をやめる意思がないので、両立させる必要がある。
そのため、東京都内へのアクセスの良さというのは大変重要な判断材料になる。
ではなぜ小田原でなく、三島や富士ではないのか、だが、これにも理由がある。
例えば、
「ブルーベリーの時期が来たから三島においでよ」
と
「ブルーベリーの時期が来たから熱海においでよ」
を比較するとどうしても後者の方にかなり引力があると思っている。
なお、熱海を上げて三島を下げたい意図はまったくないのだが、単純な話、知名度の差がでかいと考えているだけだ。
僕はたまたま東海道新幹線民だし友人も住んでいるしでよく知っているが、そもそも三島ってどこ?という他地方民のほうが多いと思われる。
僕個人としては三島の立地はとても良いと思っているし、山頂部に見飽きた静岡市出身の僕としては、富士三島エリアから見える富士の裾野の雄大さこそが富士山の最大の魅力だと考えているので、むしろ好きです。三島。三嶋大社もあるしね。
逆方向に見て小田原。
小田原も小田原城もあるし神奈川だから伊豆エリアに比べれば経済規模的にも大きい、箱根の入口でもあって歴史もあり、特産品もありと良いところなのは知っている。長大なロングビーチの南端であり海の恩恵も大きい。
が、キーワードとしての熱海のわかりやすさ、という点ではやはり何歩かおとる。
三島よりは位置や特性を把握している国民が多いとは思うが、どちらかというと熱海がわかり易すぎるということだと思う。(熱海も位置は?の人も多いと思うが
あり、の背景
この章ではあり、と判定した背景を少々。
まずは街について。
駅周辺は大変な激坂地帯だが、十分な発展度合いを持っている。
都内に比べれば夜は浅いが、地元のバーテンさんの発言を借りると、熱海はもともと夜の街、とのことで、たまに夜出歩く分には十分な店舗、サービスがあると思う。あくまで僕の行動原理を前提として、という意味で。
一方、斜面が多く大きな土地が確保しにくいのが原因だと思われるが、いわゆる大型店舗やモールといった施設が皆無で、ここへ行けば一旦一通り揃う、というような店舗が無いらしい。し、見てきた限りでは、なかった。(イオン系スーパー、大型ドラッグストア、小さめのホームセンターはあった)
そのため大きな買い物の際は市内の人も隣町に行くんだそうな。
2回ほど「伊東に行くんですか?」と聞いたが、2回とも「函南とかですね」とのことだったので、三島方面に買い物に行くということらしい。
そういうことなので、帰り際に函南を見に行ってきたが、正直これなら伊東のほうが良いのでは、、と思った。
ただ、正直申し上げて現在東京に住んでいても、農関係を除く買い物についてはスーパーに週1回行く以外はおそらく95%レベルでネットに依存しているので、この辺りの問題は全く気にならなく、判定は、あり。
街の話はこのへんで、続いて農の話。
熱海は温泉街というのは日本全国大体知れ渡っていると思うが、それはつまり、他の産業がない地域性であるということもある程度示唆する。
想定のとおりで、農林水産省の情報を参照すると、農業の年間販売額が2億円程度、内、果実が1.6億円、野菜が0.4億円、販売農家数が74軒とのこと。
果実の内訳は柑橘がおそらく90%、2億円を74軒で分けると1軒あたり売上ベースで2千万を切ってくる。
28の法則を仮説に取り入れると成り立っている農家数が15軒ほどで、それらが1.5億円ほど売上げ、1位は5,000万円、2位3位が2〜3,000万円、4位以下でだんだん1,000万を切ってきて15位となると100万とかではないかと推測できる。
原価や設備費、その他諸経費もかかるので程よく暮らせる最低ラインを考えると市内5位以内まで食い込む必要がある。というのが熱海の農の現況だと見ることができそうだ。県大会出場。
という現況であり、僕が熱海へ移住就農を検討しているとお伝えすると、農業委員会のご担当者も開口一番「熱海の農業では食っていけないけど大丈夫ですか?他の収入源をお持ちですか?」から始まるという状況。
僕は元気に、大丈夫です。兼業というか複業で考えております。とお答えしてアポイント。
門前払いの地域も多い中で現在売りにでている農地のご案内までいただいて、諸々ご相談に乗っていただけた。
道中地域のことなどを聞いたり、僕のような訪問者、つまり、次以降の世代を増加させる能力がなさそうな人間が歓迎されるのかという話をしてみたが、来てもらえるだけでありがたいとのこと。
消滅危惧がある都市ではなさそうだが、古いイメージもある通り、高齢化が深刻ではありそうだ。
ご案内いただいた農地は1.6反、陽当り良好で小高い場所にあり水はけの心配はなさそう。
周囲は少々鬱蒼としてしまっている放棄地などもあるので、獣害は多めに心配したほうが良さそうだが、果樹も野菜も十分にできそうな農地。
一方で、県大会出場のためには最低でも1町は面積がほしいので、あまり点々と離れない場所に農地を広げていきたいが、農業委員会の方いわく、それができるかはそもそも地主と連絡が取れるかどうかなので、放棄地がある=農地獲得ができる、という方程式は成り立たないとの。なるほど。
この辺はもはや法整備でなんとか解決いただきたいものではあるが、条例でなんとかなるレイヤーの話でも無いとも思うので、国会マターかな。意見陳情できるくらいにはなりたいもので。
ということで、果樹も野菜できそうで、諸条件整えばやっていける農地獲得も可能性が十分あるので農に関しては満足。期待できるとの判断。判定はありというよりむしろ期待大。
というわけで、2つの点であり、判定とした。
おしまい
現状としては農地は地主さんからお売りいただける意思表示をいただいており、あとは住居の目処が立てば実行という段取り。
当然ながら不安は抱えつつだが、案ずるより産むが易し型の僕は、着々と進めております。
この文体でどう締めればよいか全くわからないが、それではまた。