7月10日、会社の営業最終日でした。
僕はかれこれ16年ほど会社の経営というものをやってきていまして、そのうちの10年間メインでやってきた会社が、先日倒産する運びになりました。先週の話です。
声のトーンで分かると思うんですけど(このブログで読んでいる方には分からないですね、笑)、めちゃくちゃ悲しんでいるとか、めちゃくちゃ落ち込んでいるとか、そういう感じはあまりないんですよね。その辺の話、つまり10年間何をしてきてどんな喜怒哀楽があったのかとか、そもそも何をしたくてその会社をやっていたのかとか、倒産という選択にどういう経緯で至ったのかとか、それに対して僕がどう感じているのか、そういった込み入った話は何話かに分けてやっていこうと思っています。今日は一番の結論のところだけ、残しておこうと思って喋っています。
今は僕は一つの大きな仕事を失いました。これからは小さな個人会社の方を再起動してやっていく、ということになります。
ちなみに倒産にあたって、僕には借金が残っています。対会社、つまり会社に僕がお金を借りているという形で、最終930万円弱が残っているので、これも弁済していかなければいけないですね。
本当に救いだったこと
一昨日、7月10日、会社の最終日。社員が一部どうしても用事で来られないとか、遠方なので来られないとかはありましたけれど、来られるメンバーが集まってくれまして。これが本当に救いでした。
10年間やってきた会社の最後の日に、社員たちがそこにいてくれる。それだけでもう、十分だったというか、それ以上のことはないというか。この話は次回以降にちゃんとやりたいと思っているんですが、今日はとりあえずそこだけ言っておきたかったんですよね。
畑の話と、これからのこと
今日は畑の方に来ています。7月12日、日曜日。梅雨がおそらく完全に明けたのかな、宣言も出ていたような気がしますし、明らかに雨が減って湿気が減って、どちらかというと日照りの状態ですね。10時半ですがもう30度は超えているかなという体感温度で、植物の反応が早いものは少し元気がなくなってきている感じがします。
この季節からはとにかく水やり勝負みたいなところがあるので、ほぼ毎日水やりは欠かさずやっていく仕事になってきますね。トマト、ナス、キュウリの収穫がここから2週間くらいが最盛期ではないでしょうか。8月に入ると著しく気温が上がりすぎて植物がいろいろな生理反応を狂わせてくるので、あまり取れなくなると聞いています。
今やっている規模感でいうと、ミニトマトが毎日2キロくらい、キュウリが毎日15本くらい、ナスは2日に1回20本取れるので1日平均10本くらい、という感じでしょうか。毎日2000円は固くて、3000円はちょっといくかどうか分からないくらいの物量を作っていることになります。
正直、農家を名乗るにはまだちょっと規模が小さすぎる感じではあります。昨年も一応畑はしていましたけれど、面積といいやり方といい、本気で生活費を稼ぎにいくというやり方をまだできていなかったので、実質そこまでは修行でした。今年からが本気である、というのが実態かなと思っていて、それに対してはそこそこ成果を出せているかなという感覚ではありますね。
一番悩ましいのは販売です。今の物量は当日に売り切れなくても2日3日待っていれば全部売れてしまうくらいの物量なのでいいんですけれど、生活費を賄おうとすると毎日5倍から10倍の売り上げが必要になってくる桁感だと思っていまして、今の販売ルートだけでは到底足りないということは分かっています。
伊東市内だけでもあと3店舗追加で出荷できるはずなので、そこまで出せれば今の2倍から3倍くらいまでは見えてくると思うんですが、5倍から8倍みたいな領域はちょっと今プランが見えていないですね。ネット販売も試験的にやってみたんですけれど、送料が重たすぎて。トマト3キロを4000円で発送してもいいわけですけれど、それって受け取った側が困る物量だと思っていまして、わざわざ友人から仕入れた新鮮なミニトマトを4、5日で食べきれずに最後トマトソースにして食べる、みたいなのはなんか悲しいじゃないですか。なので直近はネット販売はストップしています。何かしら付加価値のある売り方や品種の工夫をして、1.5倍くらい単価を付けられるように考えないと、誰もハッピーにならない構造になっているなと思っています。
畑は1年1サイクルなので、ナスの売り上げがミニトマトより良いと思っても今から増やせるわけではないですし、いわゆる路地栽培(露天の露天ではなく、地面の地の路地です、笑)をしているので温度管理は基本的に自然任せで、冬にナスを元気に育てましょうというのは全然無理ですという感じです。来年は生産量を3倍、作物によっては5倍にするなどやっていくつもりですけれど、まだしばらくは他で稼がないと成り立たないという状態が続きます。
会社を失って、借金が残って、畑はまだ生活費を賄えるほどではなくて、個人会社を再起動する、というのが今の状況です。それでも不思議なくらい落ち込んでいないのは、なぜなのか。そのあたりの話は、また次回以降に改めてやっていきたいと思っています。
※この記事はポッドキャスト音声データを元にClaudeが書き起こし、編集したものです。

