不定期AIばなし。0704

畑仕事の帰りです。7月4日の土曜日。梅雨なので仕方ないんですけれども、また予報が外れて雨が降り出しまして、まだ16時で明るいというのに本日は撤収と相成りました。これから草刈りをしたかったんですけど、できず。明日も1日中雨予報なので、これははかどらないなという感じですね。

僕の草刈りルーチンって、毎日バッテリー1個分やって、それでちょうど1週間に1回転する、みたいな計算なんですよね。土日は1日中いられるので午前1回、午後1回。それで畑を綺麗に保てる季節なんですけど、こう予定をかき乱されると、途端に畑がお恥ずかしい見た目になってしまいます。

で、今日はその恥ずかしい畑を、後輩に見られるという羞恥プレイもありました。僕が以前通っていた農業学校(兼業農学校みたいな、株式会社が運営している珍しいコンセプトのところです)の14期生の方ですね。僕が第8期生なので、2年後輩くらいの方でしょうか。伊東で資格取得を検討しているということで、話を聞きに来てくださったんです。投下労働力も投下資本も足りない、未熟な畑をお見せすることになりまして、いやはや。とはいえ、その方は専業化までは考えていないそうで、親御さんとご一緒に農地を一つ獲得して、自給自足プラスアルファ、友人知人にプレゼントしたり少し販売したり、というくらいのイメージだそうです。だから僕の拙い経験とか、農業委員会やJAをおつなぎできますよ、みたいな話とか、伊東は就農簡単ですけど三島は大変だと思いますよ、みたいな地元の感触をお伝えしたりしていました。

で、今日の雑談なんですけれども。かなり久々ですが、不定期AIばなしをしようかなと思って喋り始めました。前回やったのが3ヶ月前くらいだと思うんですけど、当然この期間の進化も著しくてですね。今日はそのあたりを話していこうかなと。

正味2日でiOSアプリができた話

最近何をやったかというと、農作業記録アプリのiOS版を作ってもらったんですよね。ちょっと諸事情があって、僕が運用しているSIMカードが1枚減ることになりまして(この話は完全にことが済んだらまた喋りたいと思います)。それまではAndroid端末でアプリを使っていたんですけど、SIMが入ってるのがiPhoneだけになってしまったので、iOSで運用できるようにしないといけなくなったわけです。

で、Android版はKotlinという専用言語でビルドしていたので、単純にローカライズして書き出すというよりは、全く同じ機能のものを別の言語で一から作ってくれ、というオーダーになったんですね。まずAndroid版のコードを解析して機能を洗い出しますというところから始まって、次にFlutter(フレームワークって言った方がいいのかな)をベースにiOS・Android共通版をビルドしますね、と。ガガガーと作り始めて、数回の手戻しがあって、はいできました、と。テスト運用してみて、機能はちょっと足りないけど一応できた、というところまで正味2日ぐらいでしたね。

これ、AIコーディング、バイブコーディングなしの環境だったら、おそらく2ヶ月ぐらいかかる仕事だと思うんですよ。しかもずっと張り付いていたわけじゃなくて、自然言語での指示が30回ぐらい。それでここまで行っちゃうんです。数ヶ月前よりさらに精度が上がって爆速化しているなというのが最新の感触です。もちろんモデルも違っていて、当時はソネット3.7だった気がします。今回はオーパス4.7を採用したので、そもそもの推論性能が違うんですよね。数字では言い表せませんけど、数倍から十倍ぐらいにはなってるんじゃないかな(調べれば公式データがあるかもしれませんが、調べておりません)。

で、そこから今度は実在のプロジェクト、つまりクライアントがいて、本番環境を落としたら迷惑がかかるぞというタイプのデータを使って、安全のために別環境を立ててサーバーサイドのコードを更新する、という環境構築に着手したんです。こっちはAWSにログインしてシェルを実行したり、既存プロジェクトなので現在の設定を幅広く確認したり、セキュアなアクセスに必要な鍵を設定してきたり、と、より奥深いところに手を突っ込む作業でして、かなり時間がかかりました。他の仕事もやりながらですが、正味1週間ぐらいずっとやってたかな。

これ実はわざとで、引き継ぎドキュメントを現メンバーに作らせずに、アドミン権限があるというだけでどこまでやれるのかを確認しに行っている、というアクションでもあったんです。一個一個検証しながら進めて、最終ゴールまではまだですけど、開発環境のアップデートができる状態までは整えられました。本番環境も基本は同じ仕組みで転用すればいけるはずなので、固定IPを契約しないとなこのノリだと、とか思いつつ、まあ人間としてコンソールに入って手配すればなんとかなるな、というところまで検証が進んでいます。

で、ここが僕みたいなポジションの人間には非常にありがたいんですよ。僕の仕事って、どうなっていればゴールなのかをお客さんと握ってくること。そのゴールをエンジニアに渡して実装してもらう、というのを長年やってきたわけです。実装の方針もある程度はこちらから提案してきたので、今まで僕がエンジニアと交わしていたレベルの会話で、AIがアトムタスクをこなせちゃうんです。これは本当に衝撃で、僕みたいなポジション(正直この職業、なんて呼ぶのかよくわからないんですけど、開発寄りのディレクターとでも言いましょうか)からすると、我々の時代来たな、という感じなんですよね。

もともと4、5人、多いと10人のエンジニアとデザイナーが動くようなプロジェクトを、お客さんとの接続点として仕切ってきたわけです。そこから先はほとんどAIができちゃうんです。しかも僕自身、技術リテラシーが低くはないので自分でも手が出せます。となると、その5人プロジェクトみたいなやつを僕とAIだけでできますね、という時代が来たということですよね。当然コストは劇的に下がりますし、僕個人にとっては利益率の高い仕事ができることになります。今までで言えば数百万から1000万円くらいに至るプロジェクトを、一人でこなせるという実感を確かなものにしている、という感じです。

クロードデザインという、もう一つの衝撃

で、実はもう一つ、こっちの方が多分衝撃的だったんですけど。バイブコーディングって僕、もう1年以上やってるんですよ。バイブコーディングという言葉が定義される前からやっていて、最高に楽しいと思っている遊びに名前がついたわい、みたいな記憶があるので、まあ古参なんですね。その僕からしても直近の最大の衝撃は、クロードデザインのリリースでした。

クロードって、ChatGPTやジェミニなどGoogle勢と比べると、画像とかデザインに弱いというのが弱点というか、そういう方針で開発してきたところがあったんですよね。それがついに、先週か先々週くらいに、唐突にコンソールにクロードデザインというのが出てきまして。ほうほう、クロードのデザインは当てにならんが、ちょっと触ってみるか、という気持ちで、とあるデザインファイルを渡して、僕の一人会社のウェブサイトのデザインに起こしてよ、とお願いしたんです。

ページ構成は凝らなくていい、むしろペライチが嬉しい、問い合わせフォームは後で考える、トンマナを守ってコーポレートサイトらしいUIをよろしく、と。そうしたら、一回の手戻しもなく一発でしたね。一発でOKレベルのデザインを書き出してくれて。コーポレートサイトなので動的にするつもりもなく、HTML・CSS・JavaScriptあたりをファーッと落として、ロリポップのサーバーにFTPでアップする。それだけで、文言の書き換えなんかも含めて2時間ぐらいで、小1時間でできたコーポレートサイトをさっと公開できちゃいました(文言はさすがに自分で考えたり手直ししましたけど)。

驚きなのはこの精度なんですよ。トンマナをデザインデータで渡せたから一発だったという可能性はあるんですけど、そうでなくても、スクリーンショットやURLで「このサイトと同じカラーテーマにしてください、色は後で自分で調整するから多少違ってもいいよ」みたいに誤解のない指示を出せれば、同じように一撃で出てくると思うんですよね。フロントエンドのコーディングはもうできちゃうな、という感覚はあったんですけど、それに加えてデザインレイヤーまでできちゃいました。今までは「クロードにデザインは頼めんな、ジェンスパークで最適なモデルを見つけてきて、それをクロードに渡してHTMLにする」みたいなのが限界だったんですけど、残念ながら(笑)クロードで全部できました。他のモデルは一旦いりませんという状態です。ジェンスパークもちょっと課金を始めた直後だったので、もったいないことしたなとは思ってますけど。

これで何が嬉しいかというと、50万、100万の低予算しか出せないんですよね、というお客さんのコーポレートサイトも、ああ大丈夫ですよ、という感じでお引き受けできるようになるんです。個人開発者としては、こういう案件が年間に5本10本あればごちそうさま、という感じですし。他にも仕事はありますし、農業でも売上を着々と立ててますしね。よく間に合ってくれた、クロードちゃん、という気持ちです。本当にギリギリのタイミングで、よくぞここまで間に合ってくれたと。

もちろん、推論能力がさらに10倍とかになれば、僕みたいにあれこれ定義してあげるポジションすら、AIが直接クライアントの要求を解釈して、たくさん提案して、じゃあこれで、で終わる時代が来るんでしょうね。それも来年とかじゃないですかね。僕の仕事すらなくなっていきます。でも、全員が上手にプロンプトを打てるわけではないんですよ。プロンプトエンジニアという言葉が2年ほど前に流行って一旦廃れましたけど、それでもやっぱり、どうAIに指示を出せばいいかわからない、本業がそれじゃないから研究していない、という人たちのお手伝いは今後も生き残っていくんじゃないかなと思います。1億2億を一人で稼ぐぞ、みたいな気持ちがあるわけではないので、僕が農業に投資してバランスを整えていく数年間を食いつなぐには、十分ではないかなと。

それとトークンの話なんですけど、これも地味にありがたい変化があってですね。3ヶ月前とか半年前は、途切れ途切れにでも毎日バイブコーディングをしていると「1週間分のトークンを使い切ったので追加課金してください」という警告が来ていたんですよ。それがここ2週間、来ないんです。僕はプロプランなので月20ドルくらいなんですけど、その範囲で、今喋ってきたことが途切れなくできていて、しかも通常の会話やちょっとしたリサーチのお願いもやっている。それでトークン切れが起きない。おそらく使用量の最適化がリアルタイムに進んでいるんだろうなと想像します(公開情報を見たわけではないので、あくまで想像です)。

時が来たら200ドルのマックスプランに移ろうと腹を決めていたんですけど、その時が来ない可能性ある?みたいな状態になってます。プロで限界突破する瞬間を待ってるんですけど、まだ来ない。ここまでできて月3万円は破格ですよ。僕がここ2週間でやったことだけでも、人間に頼んだら200万とかかかる仕事ですからね。プロでここまでいけるなら、マックスにしたときは本当に安心して使えるな、というのが理解できた、というところです。

僕のライフは残りわずかで、新しい環境にいち早く適応して、とりあえず生存して。より良い社会のためになるような生き方を全うできたらいいなと思っています。まあ、AIの発展は指数関数的で、僕の予想をはるかに上回ってくることも十分あり得ますけど、マーケットの方はAIと同じスピードでは動かないので、予算は年度単位で動いたりしますし、しばらくはこれで行きやすい環境が整ったな、と。それでは今日はこの辺で。

※この記事はポッドキャスト音声データを元にClaudeが書き起こし、編集したものです。

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