久しぶりの自筆記事です。
オルタナティブという言葉、中学生くらいですかね。初めてこの単語に出会う真面目少年だった頃は辞書を引いて「二者択一の」とそのまま記憶していました。
そして、二者択一のって単語、どんなときに使うんだろ、と正直ピンときていない時期が長く続いた記憶です。
それから何年か経って音楽としてのオルタナティブ、またはオルタナティブロックに出会ったのは大学1年生のころ。18の頃ですね。スマッシングパンプキンズやブラーが大好きなボーカルとバンドを組んだので、初めてのライブで演奏したのはスマッシングパンプキンズのJelly Belly(今調べたらBerryじゃないんすね。辞書ひかないと)。
初心者いきなり1音半下げチューニングとかしてたけどまあ、ひどい演奏だっただろうなあ。VHSに記録されたはずの29年前のライブ映像はもう見ることはできません。
時は下って2020年頃からでしょうか。おそらく投資の文脈で使われていた言葉で、老後2,000万円問題、NISA、iDeCoなどの文脈で、僕自身も以前に増して投資にまつわる情報に自然と触れるようになり、オルタナティブアセットという概念によく触れるようになりました。
定義としてはオルタナティブ投資の説明文のほうがわかりやすかったので
オルタナティブ(alternative)は直訳すると「代わりの」「代替の」という意味で、株式や債券といった伝統的な投資対象とは異なる対象への投資のこと。代表的なものに、デリバティブ、ベンチャー・キャピタル、ヘッジファンド、商品ファンド、不動産などがあります。一般的には、オルタナティブの投資対象は、株式や債券との相関性が低いとされており、ポートフォリオにオルタナティブ投資を組み込むことで、リスクを分散する効果が期待できます。年金などでも利用されています。
https://www.smd-am.co.jp/glossary/YST0195/
こっちで。つまり、株式や債券という伝統的な、メインストリームの投資対象ではなく、代替の、オルタナティブの投資対象。ということなんですね。
オルタナティブロックってなにが二者択一なんだろうとずっと思っていましたが、ようやく30年後、メインストリームとは少しズレているけども、これも魅力的で支持されるべき代替の音楽性を備えた楽曲集及びバンド集がいるよ。ビートルズばかりじゃなくてスマパンもいいよ。という主張としてのジャンル名の命名だったんだなあとようやく理解したわけです。
あ。世代がズレすぎててスマパンもビートルズの影響しっかり受けてるよなと思うので、調整すると、メタリカやボンジョビもいいけどスマパンもいいよ!みたいなところでしょうか。
つまり、メインストリームの音楽があって、それに対してのカウンターとしてのオルタナティブ、というブランディング、存在の仕方、というコンセプトなんですよね。
音楽性の面でいうと速いとか、激しいとか、メロディアス、みたいなこう、ある種とっつきやすい価値の打ち出しではなく、メロウでメランコリー、ゆったりとしたテンポにヘヴィなサウンドを乗せ、コードの組み合わせ方、メロディラインにも憂いを全面的に含むような曲作り。
これがオルタナティブロックだと理解しています。
オルタナティブなあり方
オルタナティブという単語から、金融関係、音楽関係となぞってきましたが、最近になって生き方、在り方にもオルタナティブはあり得る、というか、自分の来し方の在り方が常にオルタナティブを志向しているなというふうに理解し直したところ、ものすごくしっくり来たし、だからオルタナティブロックが好きなんだなと腑に落ちたという感覚が芽生えました。(音楽の趣味は実際には関係ないと思われる笑
つまりどういうことか、わかりやすいように昭和から平成にかけてのメインストリームの在り方を以下の通り定義してみます。
- できるだけ偏差値の高い4年制大学を卒業する
- できるだけ大きな企業または行政の上位レイヤーに就職する
- 結婚をする
- 子どもを持ち、育てる
- 大都会に住む
- 貯金をして老後に備える
こんな感じですかね。メインストリームまたは、メインストリームであってほしいと昭和初期世代が願ってきた在り方は。
それに対し、僕のケースでの(結果または経過としての)オルタナティブな在り方は
- 大学を卒業しない(できなかった
- 小さな会社で裁量を持って働いたり、起業したりする
- 結婚をしない
- 子どもを持たない
- 住居を比較的短いスパンでうつす、というか、ほぼ定住しないに近い
- 貯金もするができるだけ投資もする
あくまでメインストリームの定義に対応する形で書いていますので、これに限らずだし、オルタナティブの方が良いからおすすめするよ!という意味で書いているわけではありません。
大学はできれば出た方が良いし、結婚や子育ても拒否する必要があるとは言っていません。
そうではなくて、メインストリームとは違う在り方、というのもあるし、それによって直ちに不幸になるわけではないと思うよ。実際。ということが言いたいわけです。
なお、投資に関しては近年かなり多くの方が始めているので、オルタナティブよりもメインストリームになりつつあるでしょう。
厳密な定義というのは存在しない概念だし、時代の流れによっては生涯未婚率50%が近づいてきているという話もあるわけで、時とともにオルタナティブ→メインストリームとなる部分も確実にあります。ので、一旦そこのせめぎあいはこれくらいにしておきましょう。
オルタナティブの必要性
しかし、例えば
- 大企業に属し、35年間世話になるつもりだったが、50代半ばでそうも行かなくなった
- 大都会で毎日のラッシュや業務上のストレスに耐えられず精神に不調をきたしてしまった
- 高収入ではないもののなんとか真面目に都会で暮らしてきたが、近年のインフレ、貨幣価値の相対的下落にあと何年耐えられるのか不安だ。
というようなケースは枚挙に暇がありません。
どうしても抽象化すると雑になりますが、メインストリームの住人であるべき、それが幸福への近道だ、と思って行ってきた行動の結果、どうにもうまくいかないとなってくるケースという意味です。
2025年現在の東京都心や近郊大都市在住者の何割か、下手をすると3割くらいは上記に当てはまるのではないでしょうか。
そのような状況の中で、思ってたんと違う。となったときにオルタナティブの可能性が念頭にあると、行き詰まって人生を諦めてしまう前に、別の在り方を模索することができる人が増えるのではないでしょうか。
オルタナティブと言ってもかなり様々な在り方、行き方があると思います。
例えば独立開業するとか、思い切って地方移住する、実家へ戻ってみる、海外へ移住、までいかなくとも1年ほど日本を離れてみる、などです。
難易度や合う合わないなど、様々だと思いますし、海外なんてとんでもない!とか田舎は耐えられそうにない。。など先入観がかなりあると思います。
海外居住や海外での起業などを実行してきた僕としては、それはあくまで先入観だと思いますよ、ということではあるのですが、ここで僕が言いたいのは、とりあえず今が不幸だと強く感じるならば、居場所を変えてみるというオルタナティブを視野に入れてみる、というのは一つの良いアイディアではないかな。ということです。
実行するしないについては人それぞれですが、そういったことに想像を巡らせてみること自体に、少しワクワクしてリフレッシュできる効果や、今風に言えば違う世界線に生きていたらどうなっただろうと検討してみることでメタ認知効果があるはずです。
オルタナティブの提示
僕は45歳になるくらいまではうっかりオルタナティブ人生を生きてきてしまったわけですが、これからは明示的にオルタナティブを提示するおじさんとして生きていこうと思っています。また気が変わるかもしれないけどね笑
僕が提示するオルタナティブは具体的には、地方移住して農業をやるが、IT産業での活動も止めない。というところになると思います。
農業とITは、両立の可能性がとても高い組み合わせだと思っていて、更には相乗効果も期待できる分野だと考えているため、このようなやり方、在り方ができるんじゃない?という提示を具体的に身体性をもって提示していきたいんです。
- 都市生活ではなく地方生活
- 経済的成功よりも精神的成功、だが、経済的安定も捨てない
- 異なる属性を2つ持つことによる経済/精神両方の安定化を図れるのだということ
このあたりがこれから10年20年にわたってオルタナティブとして提示したい抽象概念です。
必ずしも国内在住する必要はないし他のやり方もたくさんあるでしょう。
僕自身いつ海外に飛び立ってしまうかわからない精神性を持っておりますので、10年後には、、、え?そんなことになってんの?という状態かもしれませんし、まあ、そんな流動性を想定しておくこと自体が多くの人々にとってはオルタナティブかもしれませんね。
おしまい
かなり久しぶりに自筆記事を書きました。
ここのところポッドキャストからのAI生成にかまけていましたので。。
逆に、AI生成を使えているから、細々した半端な記事を書かないと、というプレッシャーから開放されて、じっくりかけた気はします。
さて、オルタナティブおじさんとしてあと何十年か生きていくことにします。
ではまた〜。
