田舎AIエージェンツ

昨日はトウモロコシの種を70株分まいた。トウモロコシって虫害や鳥害が激しくて、正直かなり苦手意識がある作物なんですよね。近所の居酒屋というかスナックというか、よくわからないお店のお父さんがトウモロコシ作ってやーと言ってまして、まあ、やってみようかなと。

まあ販売までこぎつけられる感覚は全くありません(笑)。でもトウモロコシって粗大な有機物を形成するので、畑の土壌改善に非常に良いらしいんですよ。失敗しても緑肥だと思えば良かろうということでやっております。

70株だとピッチが30×30、つまり株と株の間が縦横30センチずつなので、2.1メートル×2.1メートルの面積が必要で、それって4畝くらいですかね。畝2本で足りる計算です。意外と場所取らないなって思いながら作業してました。

軽トラが勝手にやってくる話

移住して3ヶ月。まだまだ地元の人脈が盤石だぞみたいなところまで行ってないわけですけど、やっぱすごいですね田舎は。

僕、常用車で畑に通ってたんですよね。千葉の時もずっとそうでした。でも本格的に毎日通うようになると、泥だらけの道具を常用車に積み込むのって微妙じゃないですか。特に衝撃的だったのは米ぬかで、あれってめちゃくちゃ粉っぽいんですよ。見た目はしっとりしてる感じなんですけど、粒子がすごく細かくて、どうしても付着してしまう。

実際常用車に米ぬか乗せたら、その後ちょっとひどい目に遭いました。ネズミが侵入してきて米ぬか食ったりとか、種とか食い荒らされたりとか。あれは大変でしたね。

それで軽トラが欲しいなと思ってたわけです。移住先のお向かいさんがホンダの整備工場をやってらっしゃるので、そこで軽トラ欲しいんですけど手配できません?って話をしたら、当然ディーラーとガッツリ紐づいてる整備工場なので、ディーラーの方がやってきて、ささっとこれどうですかって言って、じゃあこれでみたいなノリで契約成立。

ただ問題は駐車場がなかったんですよね。どうしようかなってぼやいていたら、数日後に「あそこの空き地止めていいよ、ここに連絡して」って紙切れを渡されて。

その紙切れに何が書いてあったかというと、本田の工場の方が、うちのお隣の山本さんに相談したら、さらにそのお隣の横山さんという家に相談し、駅前の方に住んでらっしゃる稲葉さん(これはかなり離れた場所)の土地を貸してあげるよという話をつけてきたと。

うわ、すごい田舎ネットワーク。インターネットより早い、いやじゃなくてAIエージェント的な動きをするなみたいな。僕は別にあなたに探してくださいって言った覚えはないけど、自動的に駐車場の契約がほぼ成立状態で、あとハンコホースだけみたいな状態で来たわけですよ。

すげえさすが田舎ネットワーク、と思いましたね。

農地も自動的にやってくる

もう一つお話があって。近所のスナック兼居酒屋、おばあちゃんがやってらっしゃる、メニューがなくて座ったら3000円、ボトル入れたら7000円みたいな感じの料金形態のお店があるんですよ。だいたい3、4品は勝手に出してくれて、どれも無難な味なんで、別に何の不快感もなく。

一応そこは人脈というか、とてもインスタントに顔を広げられる場所なので、できれば週1くらいは通おうかなと思ってるんですけど(実質2週間に1回くらいかな、忙しいし)。

そこで僕、「今度千葉の畑から果物持ってくるんですけど、植える場所がないんですよね」ってぼやいてたんですよ。そしたら「友達がこの間、畑そろそろ体力的にできないわって言ってたから、借りれるよ」とかって言われて。「明日連れてってやるから一緒に見に行こうよ」って。

あまり広いと一人じゃやりきれないし、見るだけ見ますわみたいな感じで行ったんですけど、農地も自動的に向こうからやってくるみたいなことが起こると。

これ東京じゃ到底ありえないですよね。全てが資本の論理で動いているから、とりあえず仲介手数料がどうのこうのあるし。

その分不便なところもありますけどね。何もかもが現金主義みたいな感じで、駐車場代も毎月自分で振り込み作業をしなきゃいけないっていう、ある種、東京にいた頃からすれば昭和感があるというか、地獄感があるオペレーションになってますし。仲介の諸々を入れて自動引き落としにしておいてくれないと、万が一忘れたときに僕は村八分になるわけじゃないですか。それはそれで怖いなって話ではあるんだけど。

でもこういう感じですよ、結局。東京から約1時間半電車に乗っただけで、ジャパンにはこういうルーラルが未だに存在しているという。

これをみんな、なんていうか、知らないというか、想像がつかないでしょうけど、こういう力学を使ってどんどん生活を成り立たせていくと、かなり楽なんですよね。

僕は金銭的に、経済的に身軽なので、子供が3人いて全員を大学まで出すと1億かかるみたいな世界観で生きていないので。今年は農業技術まだまだで儲からないんですよねってぼやいたら、仕事、見つかるんですよね。たぶん。

今はまだ全然、本業で稼いでいるので、そんなことは全く気にしていませんが、10年後とかにどうにも仕事がないなってなった時に、居酒屋でぼやいたら、「そんなにやばいんだったら運転手の仕事はあるよ、人手足りなくて困ってるよ」みたいなことになって、たぶん生きていけるんですよね。

もう本当に、ここで生きていくことに別にこだわっているわけではないんですけど、なんていうか、無理無理、東京じゃないと、コンビニ徒歩5分、スーパーまで10分じゃないと生活できない、みたいな風に思っている人もたくさんいるとは思うんですけど、ある程度そこが耐えられれば、ここで生きていくのイージーだなって思って。

高望みをしないというか、隣の芝生は青いみたいな感覚を持たなければ、という話ですね。スーパーだって万一歩かなきゃいけなくなっても1時間以内にはいけるし、コンビニは15分くらいかな。飲食店はあんまりないので、自分で自炊するスキルは絶対必要ですけど。

ある程度の技術を持っている人だったら、本当に楽だと思いますよ。

あと一方で、インスタントな幸福感、ドーパミンみたいなのが全然出ないので、ドーパミン中毒の人々はなかなかあれですが、それだってね、別にゲームでもやってればね、YouTubeとかTikTok見てればね、ドーパミン出ますからね。十分充足感を持って生きていけるんじゃないでしょうか。

※この記事はポッドキャスト音声データを元にClaudeが書き起こし、編集したものです。

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