【実践レポート】音声→Whisper→Claude AIで効率的なブログ記事作成方法

*この記事はhttps://hanima.jp/agri/3950/をもとにもう一度Claudeにリライトしてもらった記事を上げているものです。内容は同じです。

こんにちは、はにまです。今回は「音声録音からWhisperによる文字起こし、Claude AIでの記事編集まで」のブログ記事作成プロセスを実践した結果をご紹介します。AIツールを活用すれば、移動中や作業中の考えを記事化する新しい方法が生まれます。このプロセスを体験して、情報発信の可能性が広がりました。

音声からAI記事作成までの全体プロセス

今回実践したワークフローは次のとおりです:

  1. 農作業中に音声メモを録音
  2. Whisperを使って音声を文字起こし
  3. 文字起こしデータをClaudeに渡して記事形式に整形
  4. 必要に応じて微調整して公開

このプロセスにより、キーボード入力の時間を減らし、思考をより直接的に記事にできます。特に屋外や移動中のアイデアをキャプチャするのに役立ちます。

Whisperを使った文字起こしのポイント

Whisperは OpenAIが開発した非常に高精度な音声認識モデルです。setup時にはPythonのバージョン設定で苦戦しましたが、一度環境を整えてしまえば非常に使いやすいツールです。

特に驚いたのは、Whisperが単なる文字起こしではなく、若干内容を整理してくれる点です。これは意外な発見でした。純粋な文字起こしだけを望む場合は、設定パラメータの調整が必要かもしれません。

# Whisper利用の参考例(環境によって設定が異なる場合があります)
import whisper

# モデルサイズは必要に応じて "tiny", "base", "small", "medium", "large" から選択
model = whisper.load_model("base")  
# 音声ファイルを文字起こし
result = model.transcribe("録音ファイル.mp3")
# 結果の表示
print(result["text"])

Claudeによる記事編集と調整方法

文字起こしされたテキストをClaudeに渡す際、次のようなプロンプトが効果的かもしれません:

「この文字起こしデータをブログ記事形式に整えてください。段落分け、見出し、箇条書きなどを適切に使い、読みやすさを重視してください。ただし、内容自体は変更せず、話し言葉のニュアンスをなるべく残してください。」

Claudeは文脈を理解して誤字を修正し、適切な段落分けや見出しを提案してくれました。特にClaudeの強みは、元の話し言葉の雰囲気を保ちながらも、読みやすく構造化された文章に変換してくれる点です。

ウェブサイトの記事はClaudeから直接読み込めませんが、記事の特徴を説明することで、文体やスタイルを合わせることができます。

実際に作成された記事の例

以下は、このプロセスで作成した農作業日記の例です。元の音声から文字起こしされたテキストを基に整形したものです。

春の訪れと作物の変化(3月23日)

おはようございます。はにまです。

今日は2025年3月23日。春の気配が感じられる季節になってきました。少し風はありますが、気温が一気に上がってきて、最高気温は22℃から23℃ほど。最低気温も寒の戻りがあるものの、ほぼ10℃前後に落ち着いてきています。

春の訪れは喜ばしいことですが、同時に「雑草の猛威が目前に迫っている」ことをひしひしと感じる今日この頃です。後から植えた大根が茎立ちを始めてしまいました。低温期間とその後の高温により、もう仕方ありません。残りは収穫して菜飯にして、次の日に浅漬けにするしかないでしょうか。常時栽培できるものでもないので、今ある分を大切にいただきます。

農道での予期せぬ冒険(3月25日)

こんばんは、はにまです。

今日は2025年3月25日、熱海駅の開駅100周年の日らしいですが、熱海に居ながら特に盛り上がっている感じがしません。静岡県ってそういうところですよね。せっかく価値ある何かがあっても、プロモーションが上手くできていない県だなと、20歳すぎくらいからずっと思っています。

先日、農地での作業を終えて帰る途中、なんと農道での「脱輪」という事件がありました。多くの方は本格的な農道、特に、都市型の農業地ではない「ザ・農道」を走った経験はないかもしれませんが、これが農地らしく、道路の両端が非常に柔らかいんです。畑の土なんですよね。少しはみ出すと、その部分の地面が柔らかくて車輪が埋まり、脱輪状態になるということが起こります。

AI記事作成の課題と改善点

実際に使ってみて気づいた点や改善点は以下のとおりです:

  1. 環境設定の難しさ – Pythonのバージョン設定がとても躓きました。初心者にとっては環境構築がハードルになるかもしれません。
  2. Whisperの特性理解 – Whisperは単純な文字起こしではなく、若干内容に手を加えることがあります。純粋な文字起こしを望む場合の設定方法を探る必要があります。
  3. Claudeの調整 – Claudeとの相性は良好で、時間をかければより自分の文体に近い出力を得られそうです。ただし、ウェブサイトを読み込めないのが制約です。
  4. コスト面 – どのツールも無料で使える範囲があり、個人ブログレベルならコストを気にせず使えるのが嬉しい点です。

おわりに

音声からAIを介して記事を作成するという方法は、特に屋外作業や移動が多い人、アイデアをすぐにキャプチャしたい人にとって非常に効果的です。技術的なハードルはありますが、一度環境を整えてしまえば、情報発信の頻度と質を両立させる強力なツールになります。

このプロセスで特に気に入ったのは、新たな「しゃべり甲斐」を見つけたことです。単に話して録音するだけではなく、その音声が自動的にブログ記事にもなるという一石二鳥の効果があります。ポッドキャストとブログ記事を同時に作成できるため、話す価値がさらに高まりました。

みなさんも音声→AIによる記事作成を試してみてはいかがでしょうか?もし似たような取り組みをしている方がいたら、コメントで体験や改善点をぜひ教えてください。

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