どうも。経営者をしております、はにまです。
破天荒フェニックスを読みました。
到底田中さんには及ばないしょぼしょぼ経営者ではありますが、やはりグッと来ることが多くありました。直近色々ありますが、奮い立って頑張ろうと思います。
資金ショート
中小企業経営やってて何が怖いって資金ショートですよ。
黒字でもCCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)の問題や、オンデーズのような業態だと店舗の保証金や不良在庫など、実質凍結状態の資産が山程できる問題とか、足元の黒字を簡単にふっとばしてくるキャッシュフロー問題。これはすごく怖いです。
僕がやっているのは割とソフトな産業なので、大きな金額の保証金や在庫は少ないのですが、それでもCCCが長い巨大案件とかはなかなか難しいです。
あと、自社開発のサービス/コンテンツもこの問題でかいですね。
しかも、田中さんは元々webデザインの会社か何かをされていてーの流れだから、元々頭が良くて勉強もちゃんとされてタンスね。きっと。いきなりハードなもの扱って、財務を奥野さんに任せられてるにせよ、そういうめちゃくちゃ畑違いの会社をなんとかできるのはすごい努力があってのことだと思います。
自分の思い出
僕も経営者の端くれをしていまして、本書にも随所に出てくるように従業員の給与を払えるかどうかの瀬戸際も何度か経験して(しまって)います。
※給与遅配経験ございません。
いまメインでやらせていただいている会社も、引き継いだ数カ月後、キャッシュがなくて、大きな支払いを1日だけずらさせていただいたりとかしていました。
その後借り入れで資金のベースを上げて、大胆な資金活用を取り入れて、良い時期を作れたり、本当に中小企業経営はキャッシュ・イズ・キングだと実感しています。
このお話は別途、会社を引き継いで4年経ちました、というまとめをしようと思っています。
挑戦していてすごい
そんなキャッシュフローとの格闘物語が1つの重要コンテンツではあるのですが、もう1つの重要コンテンツとして、そんななかでも果敢に新業態・企業買収・海外進出など、リスクの高いチャレンジを繰り返しています。
チャレンジ自体はどんな企業でも一定量行うべきロジカルな判断なので、それ単体で見ると当たり前やん、なんですが、その背景にあるキャッシュフローとの格闘を思うと、重みがぐっと増しますよね。
僕も様々チャレンジを敢行していますが、これまた社員の賛同が得られたり、冷めた目で見られていたりとどうしてもそういうことが起こります。
そんな中後半では新ブランド戦略と新市場、2つの面で成功を収めるストーリーがあり、とてもグッときます。結局経営は結果責任、成功すれば癒やされるし、そうでなければ永遠に独りなんすよね。
奥野さんいるけど。
おしまい
とまあ、書評などというほどではない読書感想文ですが、規模も違うし成功度合いも違うので、こんなことを言うのもおこがましいのですが、とてもぐっと来ました。
僕はJINS(ジェイムズ笑)ユーザーですがオンデーズを見かけたら覗いてみます。
商圏的にあまり見かけないのですが。笑
ではまたー。